ウエスタンユニオンがモバイルウォレットへ入金するために必要とみられるThunesとパートナーシップを締結したことが海外メディアの報道によって分かりました。今後、ウエスタンユニオンは顧客はモバイルウォレットが利用できるように、クロスボーダー決済ネットワークと提携し、仮想通貨市場へさらに推進していくとみられています。
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ウエスタンユニオンがThunes と提携
※画像引用元:Westen Union
ウエスタンユニオンが先日、Thunes社とパートナーシップを締結させたことが海外メディアによって報じられました。
今回のパートナーシップ締結により、ウエスタンユニオンのユーザーがスマートフォンへ送金できるようになるとみられており、ウエスタンユニオンが仮想通貨市場へ踏み出す一歩ではないかと期待が高まっています。
なぜ今回のパートナーシップ締結が注目されているのか?
ウエスタンユニオンがThunes社とのパートナーシップ締結がなぜ、メディアで報じられるほど注目されているのでしょうか。
ウエスタンユニオンは海外送金や電気料金など公共料金支払いサービスをなりわいとする企業として長きに渡って多くの人々に利用されてきました。
実際の店舗へ送金することがメインであっただけに、フィンテック市場とは無関係な印象を与えていましたが、フィンテックへの第一歩を進めたことは、今後、同社が新たな事業展開を行うのではなかという大きな期待と関心が寄せられています。
同社のアカウントペイアウトネットワークのグローバル責任者であるソフィア・ラマン(Sobia Rahman)氏は、同社は継続的に改善を続けていると語っており、支払い形態の選択肢の一つとしてモバイルウォレットが加わりました。
同氏はさらに、モバイル取引に焦点を当てたデジタル送金サービスを、より快適に利用できるための環境を整えていくと話しています。
今後ウエスタンユニオン社は、Thunes社とのコラボレーションにより、既存の銀行システムを利用できない環境の層へもサービスが可能になるとみており、同社が提供するモバイル取引が同社にとっても事業拡大のポイントとなりそうです。
提携により新たな未来が開かれる!?
今回のパートナーシップ締結は、オブザーバーからいくつかの新たな未来を切り開く道筋が見えています。
ウエスタンユニオン社が提携したThunesは人気仮想通貨の一つであるStellar(ステラ/通貨コード:LM)と提携しています。
ステラは、金融システムを接続する分散型オープンソースブロックチェーンプラットフォームで、資産間の振替も容易になります。
Thunesによると、ステラは即時決済および執行のプラットフォームを提供しています。
今回、ウエスタンユニオン社がモバイルウォレットへの送金を可能にするための重要なパートナーシップを締結したことや、Thunes社がステラと提携していることが仮想通貨市場への参入への足掛かりになるのではないかとみる専門家の声もあります。
今回の提携によるThunes 側の反応は?
今回の提携について、ThunesのCEOであるスティーブ・ビッカーズ(Steve Vickers)氏も喜びのコメントをしています。
同社の支払いプラットフォームが、支払いプロバイダーを世界規模でシームレスに相互接続し、多様な支払いシステム間の相互運用性を可能にすると語っており、同社の持つ広大なネットワークを活用することで、ウエスタンユニオンのユーザーは国際間送金の柔軟性が高まると語っています。
現在世界的に見ても国外へ送金するのは容易ではない環境へと各国が規制を掛けており、今回のウエスタンユニオン社とThunes社とのパートナーシップ締結は、今後の国際間送金を大きく変える一歩かもしれません。