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福岡TRIPLE-1社のKAMIKAZEがASICの概念を上回る?消費電力を抑え処理能力アップ

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仮想通貨の価格は停滞が続き、投資家にとっては長い冬のように感じられる時間が続いています。価格に大きな上昇は見られませんが、実は仮想通貨の価値は上がっているとの見方もされています。マイニングマシンASICと聞くと、多くの人がBitmain社を想像するかと思いますが、マイニング事業が冬空の中、福岡市にある企業がBitmain社の製品をしのぐASICの開発に挑んでいます。そこで本日は、大きな期待がされる新製品『KAMIKAZE』とASICの優れたメリットが大きなデメリットになっている話題を紹介します。

 

 

低迷するマイニング市場の活性化になるか?日本企業の試み

 


※画像引用元:TRIPLE-1

 

2018年1月から仮想通貨の価格低迷が続いていることが、マイニング業界にも向かい風となっています。
世界で行われているマイニングのおよそ8割が実施されている中国でも、個人マイナーだけでなく、マイニング事業を立ち上げていた企業でも撤退を選択しています。

マイニングは仮想通貨の存続になくてはならない承認作業ですが、初期投資に加えて常に消費する電力コストがネックになっています。

そのような中、福岡市のTRIPLE-1社が従来のASIC以上の演算能力を持つマイニングマシンを開発し、販売に乗り出しています。

 

 

マイニングを専門にするASICの特徴

 


※画像引用元:BITMAIN

 

CPU(中央演算処理装置)の能力で簡単にマイニングの報酬を得られた時期がありましたが、GPU(グラフィックボード)の方が、よりマイニングの計算を得意とすることがわかり、多くのマイナーがGPUを別途購入してマイニングに参加しました。
仮想通貨の人気とともに資本を持つ企業がマイニング事業に参入を始めたことから、マイニングの競争が加熱していきます。

中国のマイニング企業BITMAIN社がマイニングに特化した集積回路であるASICを発売すると、多くの企業が予算を使って高額なASICでビットコインのマイニングを開始しました。

 

CPUよりもマイニングの計算に優れていたGPUを持ってしても、ASICの処理能力には追いつかず、ビットコインのマイニングは高価なASIC抜きには成り立たなくなります。

 

ビットコインの価格や市場によっても売値が変動するASICですが、20~30万円したことから、個人のマイナーにとっては痛い初期投資になりました。
通常、処理能力の高さは演算マシンの価格にほぼ比例し、電気代も同様に上がる傾向があります。

日本でASICを活用してマイニングに取り組む場合には、契約する電力会社にもよりますが毎月2~3万円が電気代としてかかります。

大きな初期投資と毎月の消費電力に加えて、成功率の低下と仮想通貨の価格低迷が重なり、ASICを使用するマイニングに慎重になるマイナーが増えてきました。

マイニングに最適化して開発されたASICはマイニングに対しての優れた処理能力がメリットですが、同じ特徴がデメリットにもなります。
特定の通貨のマイニングにしか対応できないことがデメリットになり、いざ手放そうとしても希望価格では到底売れない状況を作り出します。

 

 

TRIPLE-1社がマイニングの理想型KAMIKAZEを開発


※画像引用元:TRIPLE-1

PoW(Proof of Work)方式のマイニングは、高価な演算マシンを数多く購入できる大企業に有利に働きます。
一番初めに取引の正しい承認作業を完成したマイナーだけに報酬が与えられるため、演算能力の高さが成功の鍵になり、ほそぼそとマイニングを継続している個人のマイナーが成功する確率は少ないのが現状です。

成功するマイナーに偏りが生まれるように、マイニングのASICを開発し販売する企業も強者がより強者になり、中国のBitmain社がシェアの大半を占め、実質上の独占状態が続いています。

 

そんな中、福岡市にあるブロックチェーン関連企業TRIPLE-1 社が『無謀な挑戦』と自社の公式サイトで表現するように、2017年2月に半導体の技術者が集まり無謀な『世界一のモノづくり』が動き出します。

度重なる検証と試行錯誤を繰り返し、2018年2月に『KAMIKAZE』と名付けられたASICの設計図が完成します。

従来のASICに採用されているチップは16nm(ナノメートル)に対して、TRIPLE-1 社のASICには7nmのチップが搭載され、Bitmain社の2倍の処理能力を実現し消費電力を削減しています。
24時間体制で稼働するマイニングマシンが熱くなる問題点も大きく改善されていることから、マイニングが抱えているデメリットを解消する期待が寄せられています。

発売開始日や価格は発表されていませんが、ASICの最大手であるBitmain社製品の上を行くとされる国産のASICの誕生は、仮想通貨市場にも明るいニュースになるのではないでしょうか。



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