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今だからこそPoWシステムの持つソフトな検閲に対する弱点を考えてみる

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PoW…、仮想通貨やブロックチェーン技術を少し学んだり、情報を得ようとする際に飛び込んでくるPoWという単語。

PoWとはProof of Work(プルーフ・オブ・ワーク)と言い、仮想通貨取引における承認システムの一つであり、ブロックチェーン技術を支える重要な役割を果たしています。
しかし、その一方ではPoWシステムが持っている“ソフトな検閲”には弱点も存在していることは既に多くの方が指摘しています。

そこで本日はPoWシステムの持つソフトな閲覧に対する弱点をあらためて考えてみたいと思います。

Schwartz氏が示した検閲や耐検閲性とは?






リップル社の開発者でもあり、暗号研究部門の責任者でもあるSchwartz氏がプライベートブログでXRP台帳の持つ「耐検閲性」についての意見を公開しています。

情報弱者」と呼ばれる言葉が浸透してからすでに長く、真実により近く、より新しい情報をチェックしておくことは、とても重要であると多くの人が気がついています。
そして、消化しきれないほどの新しい情報があふれるように流れて行く中で、情報を整理していくことも不可欠です。
ここでは、「耐性」という言葉の持つ新しい意味とその内容を紹介します。

検閲という言葉は、公の権力などが、人々の思想や言論に対して圧力を持って介入をし、厳しく取り締まる時に使われます。
今回、Schwartz氏は、ビットコインなどの仮想通貨の話をする時の「検閲」を定義づけしました。

言葉は常に新しく誕生しており、時代のニーズに合った意味を持つようになりますので、ここに紹介しておきます。

「検閲」とは、技術的な原因はないのにもかかわらず、ブロックチェーン上の送金時の取り引きデーター(トランザクション)が意図的に、差別的に制限される意味を持ちます。
そして、「耐検閲性」は、意図的差別的な検閲に対抗する術を持っている状態です。

人間に例えると、ある病気に対する抗体を持っていることにあたります。
ブロックチェーン上での取引において、参加制限やトランザクションの制限を受ける心配がないことを示しています。

システム障害やハッキングなどによって異常が出た場合や、経済的な状況によりトランザクションが成立しない場合は、ここでの検閲には当てはまりません。

2種類ある「ソフトな検閲」と「ハードな検閲」の違い

Schawartz氏は、検閲という行為を、その内容や程度の違いによってソフトとハードに分けて事例を上げながら詳しく説明しています。

ソフトな検閲
取引が行われる時に、特定のアカウントだけに短期的な障害となる差別行為をすること。
例えば、あるアカウントの行うトランザクション承認を数秒だけ遅れるようにする。

ハードな検閲
致命的となる障害や差別的な行為をあるアカウントだけに長期的にすること。
特定の送金取引データーに侵入して改ざんをしたり、一個人をネットワークから故意に外すことなど。

XRP台帳システムとBTCのPoWシステム耐性

ソフトな検閲も、ハードな検閲もどちらをとっても望ましくない行為ですので、トランザクションや大切な資産を守るために耐検閲性の有無は確認しておきたい重要事項と言えるでしょう。

もし、ある参加者がシステム上の問題はないにもかかわらず、取引から除外されてしまえば、ブロックチェーンが掲げる中立性と分散性に真正面から対立することになります。
そして、この「ハードな検閲」が実際に行われた場合には、その証拠を示すことは簡単です。

その理由として、ブロックチェーンではネットワークの履歴や状態は常に公開されているので、検証することができるからです。

ただし、「ソフトな検閲」が行われた場合には、ブロックチェーンの持つ耐検閲性は弱まってしまうと、Schawartz氏は考えています。
また、今後の課題として、フロントラニングなどの行為からの不当な報酬を防ぐために、ソフトな検閲に対するPoWシステムの耐性を強めていくことが、課題であると述べています。



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