シンガポールに拠点を置く新しいパブリックブロックチェーンネットワークであるIOSTが、携帯電話を使用するだけで誰もがIOSTネットワーク上の分散型アプリケーションと対話できるWebベースプラットホーム「OnBlock」をリリースしたことが海外メディアの報道により、わかりました。
IOSTがトークンを稼げるアプリをリリース
※画像引用元:IOST
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今週日曜、IOSTが携帯電話にアプリを搭載させ、遊ぶだけでトークンが稼げるdApps (分散型アプリケーション)「OnBlock」をTeam Oasisより、近日中にリリースする予定であることが、海外メディアによって報じられました。
※画像引用元:OnBlock
OnBlockは誰もが電子メールアドレスまたは携帯電話番号だけで利用できるアプリで、分散型アプリケーションと対話ができるWebベースのプラットフォームです。
今回報じられたOnBlockでは、今月28日からWebブラウザを介してアクセスできるようになっており、アプリはiOSとAndroid で異なるOnBlockアプリが導入できる計画を立てていると広報担当者が公表しました。
今回の技術について、どのように機能するか興味がある人に対し、チームオアシスはOnBlockが仮想通貨取引とほとんど同じように機能すると説明しています
IOSTトークンはOnBlockプラットフォームアカウントに保存され、秘密鍵として機能する番号または電子メールアドレスからログインすると、IOSTのdappにアクセスでき、最も人気のあるブロックチェーンゲームdapp「Endless Game」からプレイがスタートします。
同社によると、手間のかからない登録プロセスと、(Ethereum:ETH) GasやEOS、RAMなどのリソース管理要件の削除により、OnBlockはブロックチェーン技術の広範な受け入れと採用を可能にするとIOST CEOであるジミー・ジョン(Jimmy Zhong)は Decryptに伝えています。
IOSTが期待を寄せるOnBlock
OASIS(※旧名称:OnBlock)は、2011年のSF小説「Ready Player One」のバーチャルゲーム用メタバースの名前で、2か月前にメインネットを立ち上げ、IOSTはユーザーをブロックチェーンへ引き込む方法としてブロックチェーンゲームに重点を置き、大きな時間を費やしてきていました。
2カ月(8週間)以内に、IOSTは25万ウォレット以上を登録し、3500万以上のトランザクションを処理。
イーサリアム(ETH=Ethereum)、イオス(EOS=EOS)、トロン(TRX=TRON)などの既存ブロックチェーンネットワークへの正当な挑戦者となりました。
同氏は、メインネットの立ち上げから最初の2か月以内に、IOSTエコシステムの成長率は、それぞれ対応する期間であるメインネット後の期間において、他社の成長率を大幅に上回り、毎週オンラインで複数のdappが起動され、新規ユーザーと新アカウントが急増していることを語っています。
OnBlockの展開によりIOSTでは、幅広いユーザー層の獲得だけでなく、トランザクションのさらなる成長、そして今日の主要なパブリックブロックチェーンの中での強化された立場を期待できるとしています。
技術的な壁を取り壊すことは、業界全体として成長するために不可欠で、現状では仮想通貨およびブロックチェーン業界へのアクセスのほとんどが制限されています。
ユーザーは、取引所で選択した仮想通貨をマイニングや購入することによってのみ仮想通貨を所有でき、コンピューターサイエンスの知識から複雑なKYCおよび取引プロセスまで、かなりの量の技術的知識および背景知識が必要です。
IOSTの代表者は、業界がターゲットを絞ろうとしているユーザーと、より良い対話を行い、dappと対話するためのより便利な方法を導入しない限り、採用率は低迷するため、OnBlockがIOSTを上回っただけのものになる可能性があると語っています。