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BINANCEから奪われたビットコインがハッカーの手によって動き始める

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マルタ島に拠点を構える世界最大手仮想通貨取引所BINANCEで発生した不正流出問題で、ハッカーらに奪われた7,000BTC(45億円相当)の一部が動き始めたことが海外メディアcoindeskの報道によって判明しました。

 

 

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奪われたビットコインが動き始めた!

 


※画像引用元:Coinfirm

 

今年になって4件目の仮想通貨取引所ハッキングによる被害を受けたBINANCE
7,000BTC、4,000万ドル(日本円で約45億円相当)の巨額被害を追跡していたブロックチェーンサービス企業コインファーム(Coinfirm)チームが、不穏な動きをキャッチしていることが分かりました。

※当サイトの特集記事「バイナンスでハッキング45億円被害でも資金不足にはならないと主張」もあわせてご覧ください。

コインファームは現在も不穏な動きに対して監視を行っていますが、現地時間の今月8日午前4時11分(UTC)、ハッカー側は1214BTC(716万ドル、日本円で約8億円相当)を新たなアドレスへ移動させています。
その後さらに1227BTCに対して異なる2つのアドレスへ移動させています。
残りの5786BTC(3,414万ドル、日本円で約37億円相当)については今のところまだ動かされていません。


※画像引用元:Coinfirm

 

コインファーム社のツイッターにより、2つの異なるアドレスへ移動されたビットコインの内訳は1つが707BTCで、残るもう1つが520BTCだということも判明しています。

 

 

ハッカーが不穏な資金移動をさせる理由とは

 


※画像引用元:Amy Castor

 

BINANCEから7,000BTCを奪ったハッカーらが、1214BTCを移動させ、さらにその後707BTC、520BTCを相次いで移動させたのには理由があります。

ブロックチェーン研究科のエイミー・カスター(Amy Castor)氏は、トランザクション(取引データ)を細分化させて移動するのはマネーロンダリングの常套手段であり、追跡を困難にさせる意図があるとしています。
KYC(Know Your Customer=本人確認)のゆるい異なる取引所へ移動させたり、モネロ(Monero/通貨コード:XMR)やジーキャッシュ(Zcash/通貨コード:ZEC)のような匿名性の高いプライバシーコインに交換したりすることでハッカーの痕跡を隠ぺいさせています。

このような手法を取る事によって、プロのハッカーらは自分たちに捜査の手が及びにくくなる事を熟知しており、捜査・追跡の手をかく乱させる目論見があります。

 

 

盗まれたビットコインは小分けされて送金

 

 

BINANCEから盗まれた7,000BTCは、7つのアドレスに計44回に分けて送金されている事を海外メディアTHE BLOCKが報じています。

7つのアドレスのうち、6つのアドレスに1060.6BTCが移動され、残る1つのアドレスに707.1BTCが移動されています。
7つのアドレスは以下のとおり

bc1q2rdpyt8ed9pm56u9t0zjf94zrdu6gufa47pf62(1,060.6 BTC保管アドレス)
bc1qx3628eh9tdnm0uzculu8k6r2ywfkc5zns2hp0k(Bech32、1,060.6 BTC保管アドレス)
bc1qnf2ja3ffqzc3hskanjse6p8zag52fm6jgmmg9u(Bech32、1,060.6 BTC保管アドレス)
bc1qw7g5uxxl750t0h2fh9xajwuxp4qt634yh3vg5q(Bech32、1,060.6 BTC保管アドレス)
16SMGihY94H8UjRcxwsLnDtxRt7cRLkvoC(P2PKH 1,060.6 BTC保管アドレス)
1MNwMURYw1LkPnnpda2DQkkUsXXeKL9pmR(P2PKH 1,060.6 BTC保管アドレス)
bc1q3a5hd36jrqeseqa27nm40srkgxy8lk0v0tpjtp(Bech32、707.1 BTC保管アドレス)

 

 

バイナンストップは発言で物議を醸す

 


※画像引用元:BINANCE公式YouTube

Binance margin trading confirmed, security breach update & more - CZ's AMA May 2019

 

一方で、BINANCEのトップであるCZ氏ことチャンぺン・ジャオ(Changpeng Zhao)氏は、ハッキング発覚後すぐに行われたTwitterのライブStreamのAMA(Ask Me Anything)セッションにて、被害に遭った取引所としては異例のコメントを発表しています。

AMAセッションでCZ氏は、ビットコインコア開発者からの提案を受け、今後2~3日でロールバックを行うかもしれないと話しており、ハッキングされた間に行われていた取引の全てを無かった事にしてハッキング被害前野状態に戻す事を検討していると明かしていました。
これに対し、本来は“非中央主権”であるはずがロールバックを行うことで信頼が揺らぎかねないとして多くのユーザーからロールバック反対意見が飛び出し、AMAセッションにてコメントが殺到する場面が見られました。

 

その後CZ氏は、ビットコインのネットワークやコミュニティが分裂危機に陥る可能性があるため、ロールバックの検討を中止したことを発表しています。
CZ氏によると、ロールバックを実施した場合、今回の45億円相当に上る被害よりさらに甚大な被害が発生しかねない点を熟慮した結果だという。

 

 

AMAセッションでは今後の展開にも言及

 


※動画引用元:Binance 公式Twitter
※動画は全編英語で放映されていますが、画面右下の「字幕」アイコンをクリック後、「設定」アイコンから「字幕」⇒「自動翻訳」⇒「日本語」順に設定すると、大まかな日本語字幕が表示されます。

 

BINANCEでハッキング被害に遭った直後に予定されていたTwitterのライブStreamのAMA(Ask Me Anything)セッションを予定通り行ったCZ氏は、AMAセッションの中で今後の展開についても言及しています。

証拠金取引や次に計画している法定通貨取引ペアについてやIEO(Initial Exchange Offering)によるトークンセールのほか、独自ステーブルコインについて言及しています。

※当サイトの特集記事アイディアのある人と資金のある人が協力するICO!IPOとの違いとは?ICOの次をゆくIEOの紹介!取引所の介入で信頼できる仮想通貨投資法」もあわせてご覧ください。

また、噂になっていた証拠金取引の開始に関しては間近に迫っている事を明かしています。

これまでハッカーの手によって巨額の被害を発生させてきた仮想通貨取引所ですが、世界最大にして唯一被害を受けていなかったBINANCEで発生した今回の事件。
しかし、トップ自ら予定されていたとはいえ、被害についてわずか数時間後にはユーザーらに直接説明責任を果たしたことは大きく評価されています。

 

※参考サイト:
coindesk「Hackers Are Shuffling Binance’s Stolen Bitcoin
THE BLOCK「Binance hacker consolidates the stolen bitcoin into just seven addresses



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