オランダ国籍の男が、児童虐待のウェブサイトを運営するためにビットコインやその他の仮想通貨を受け取った疑いで逮捕されました。同容疑者はビデオストリーミングするウエブサイトを運営するなどの容疑で逮捕されています。
児童ポルノサイト閉鎖前に荒稼ぎ
オランダ国籍のマイケル・ラヒム・モハンマド(Michael Rahim Mohammad、32歳)は、児童虐待と性的暴行のビデオをストリーミングするウエブサイトを運営していたほか、同サイトを運営するためにビットコインなどの仮想通貨を受け取った疑いで逮捕され、アメリカ内国歳入庁によって起訴されました。
「Dark Scandals」と呼ばれるウエブサイトの管理者とされるモハンマド容疑者は、同サイトの運営によって、ビットコインなどの仮想通貨によって、約200万ドル相当に値する資金を集めました。
調べによると、サイトへの支払いには、ビットコインまたはイーサリアムで支払われたことが分かっています。
モハンマド容疑者の犯行内容とは
アメリカ当局は今週、性的虐待のビデオを販売するウエブサイトを運営することで200万ドル近くの仮想通貨を作ったとされるオランダ国籍の男を逮捕したことを、アメリカ内国歳入庁が今週木曜に述べました。
モハマッド容疑者は児童ポルノサイト「DarkScandals」を運営しており、このサイトは子供に対する虐待を含む性的虐待を描写した2,000件以上のビデオを販売するサイトだったとのこと。
DarkScandalsのユーザーは、ビットコインなどの仮想通貨を使用してビデオに料金を支払うか、新しいビデオをサイトに投稿できるなどされており、同サイトはいわゆる自作された投稿素材を好んでいる傾向にあったと述べています。
なお、モハンマド容疑者が逮捕された事により、同ウエブサイトは後に閉鎖されています。
ブロックチェーンは犯罪も記録する
IRSによると、モハンマドは現在、児童虐待資料、扇動、および税金違反の9つの罪および流布に直面しており、アメリカ法執行機関は、ブロックチェーン上の303アカウントからの支払いを追跡することで、モハンマド容疑者を逮捕することができたと明かしています。
なお、没収された資金については、回収して被害者に返還しようとする動きがアルトのこと。
今回の起訴で、説明されている犯罪の種類は、30年間の法執行機関で遭遇した最も不快なものであるとIRS犯罪捜査のチーフであるドン・フォート(Don Fort)氏は声明で述べています。
続けてフォート氏は、犯罪者はデジタルフットプリントを残すかどうかを知る必要があり、私たちは子供たちを搾取するなら、IRS-CIとパートナー機関の強力と努力によって犯罪者の直ぐ後ろに居ると述べています。
仮想通貨は利益を受け取ったり、犯罪によって得たいわゆる“汚れたお金”を洗濯する(資金洗浄=マネーロンダリング)ため、最も秘匿性の高い方法をとることが多いため、犯罪者は当初からダークウエブを不正行為を働く目的として使用してきました。
しかし、Chainalysisによって生成されたもののような新しいトレーステクノロジーは、ブロックチェーンがかつて考えられていたほど匿名ではないことを示しており、多くの場合、トレーステクノロジーによって、その資金を所有している実在の人物にまでリンクで切るようになっているとコメントしています。
地下に潜り、誰にも知られない様に犯行を成し遂げたと思っていても、ブロックチェーンという技術は、ドラッグランナーやテロリスト集団、そして今回逮捕されたモハンマド容疑者同様の小児性愛者の行動は、ブロックチェーン技術という特別な空間で、永遠に記録されテイルと言うことを話ずれてはなりません。