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コピペでソースコードが作れる?懸念される仮想通貨開発技術の後退

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アルトコインの大半がソースコードの必要カ所を書き換えただけのコピペに近い状態で開発されていることが、中国研究機関の調査結果によって明らかになりました。ビットコインやイーサリアムなどのソースコードは公になっているため、誰でもソースコードをダウンロードできます。問題はオープンソースではなく、技術面での向上を達成せず、安易にコピペを利用してしまう体質自体が疑問視されています。

アルトコインの大半がコピペ?






中国国内の”Netta Lab”と西安交通大学の研究機関が合同でアルトコインにおけるソースコード調査を実施しました。
488種類のアルトコインを調べた結果、ほとんどのソースコードがオリジナルではなく”コピペであるとの調査結果が発表されました。

Netta Labの創設者であるXie Shaoyun氏は、多くの仮想通貨が技術革新を怠り、基礎知識さえも欠如しているのではないかとの懸念を表明しています。

気がつけばビットコイン・クローンばかり?

2018年に入り、約500種類の新しいトークンが生まれ、コインキャップには約2000もの暗号通貨が登録されていると言われています。
仮想通貨の専門家は、独自のプロダクトを所有する暗号通貨はごくわずかで、大半のトークンは資金集めにばかり焦点を当てている”ビットコイン・クローン”ではないかと伝えています。

今回の中国国内で行われた調査からも、同様の懸念が浮かび上がりました。

95~100%の類似性が見られたトークンは488件のうち324件にも上り、全体の66%に当たります。
90~95%の類似性があるコードは81件、85~90%は29件、80~85%は16件でした。
コードの類似性が80%未満だったトークンは、わずか38件だけにとどまります。

そして、100%オリジナルのコードを持つ思われるトークンはひとつも存在しませんでした。

ほとんどのトークンは、ビットコインやイーサリアムを基軸にして開発され、コピーされているこの現状から、技術改革の欠如が浮き彫りにされます。

実は、誰にでも作れる仮想通貨

5月から中国政府は28種類の銘柄の仮想通貨を対象に行う格付けに、一定の基準を設けることを発表しています。
この基準の中に「オープンソースとして、コードの公開」が含まれています。
ソースコードは、プログラミング言語で書かれたテキストにあたります。

その様な大切なものを公開してしまって大丈夫なのだろうかと、不安になる人もいるでしょうが、多くの仮想通貨はソースコードを公にしているために、誰でも簡単に調べられます。

プログラミングの専門的な知識があれば、公開されているソースコードを基盤にして、独自の仮想通貨開発が可能です。
そのため、ビットコインを元にしたトークンが何種類も作られています。
ソースコードを管理しているサイトGitHubならば、活用したい仮想通貨のコードを誰もが簡単にダウンロードできます。

難易度は上がりますが、ソースコードを変換する十分な知識があれば、ビットコインやイーサリアムをベースにしたトークンも作成できます。
専門知識がない場合、独自の仮想通貨を作るためのプラットフォームがあるので、手順に従って進めていけばオリジナルのトークンが発行できます。

ソースコードは誰でも入手できるため、今回のように”コピペ?”と言われるようなトークンを大量生産することを後押しをしている側面もあります。
ただし、誰にとってもオリジナルのトークンを作成できる機会があることは、デメリットだけとはいい切れません。
プラットフォームを利用して開発したトークンをグループ内や地域の中で活用することは、特別なことではなく、誰でも取り組めます。

ある調査結果からは、2018年に始まったICOの約半数が資金調達の目標額を達成できませんでした。
ソースコードをコピペしていることだけが原因ではありませんが、中国で行われた調査結果は、仮想通貨業界全体への問題提起および今後の課題になるのではないでしょうか。



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