取引所 暗号通貨 最新ニュース

イタリア仮想通貨取引所BitGrail不正流出事件に対して集団訴訟を起こす

投稿日:

 

 

世界各地で仮想通貨流出事件が相次ぐ中、仮想通貨や仮想通貨取引所に疑いが向けられる事件も多数発生しています。今回特集記事で紹介するのは、イタリアの仮想通貨取引所BitGrailから仮想通貨Nanoが不正流出した事件に関し、集団訴訟が起こされた事件について解説します。

 

 

 

BitGrail に対して集団訴訟

 

 

アメリカのフロリダ、ワシントン、メリーランドに拠点を構え、主に投資詐欺などを扱う法律事務所Silver Millerと、ニューヨークに本部を構え、ワシントンDC、コネチカット、ロサンゼルス、サンフランシスコに拠点を構え、主に大手証券訴訟を取り扱う法律事務所のLevi Korsinskyが、ナノ(Nano/通貨コード:XRB)の推進者に対して北カリフォルニアの地方裁判所に詐欺と不実表示の罪で集団訴訟を起こした事が海外メディアで報じられました。

訴状によると、2015年24月から2018年2月8日の間に被害を受けた仮想通貨ユーザーにより、原告ジェームス・ファビアンを原告代理人として今回の集団訴訟へと発展しています。

 

カリフォルニア州ディスカバリーベイ在住の原告の一人は、2018年2月8日、被告によって凍結された23,033 XRBを保有しており、20,000ドル以上の被害を受けたとしてシカゴ在住マイカ・ブッシュ(Mica Busch)被告と、newブルックリン在住ザック・シャピロ(Zach Shapiro)被告、ヒルトンヘッド島在住トロイ・レッツァー(Troy Retzer)ら、Nanoコア開発者らを訴えています。

原告側の主張は、1933年に制定された証券法違反と受託者義務の違反および受託者義務違反の支援・教唆、詐欺の助長と悪用、不実表示などを理由に訴えています。

今回の集団訴訟に加わった被害者らは、2015年10月24日から被害に遭ったNanoユーザーで、その被害額は約1億7000万ドルに上ります。

 

 

集団訴訟による訴えの内容

 


※画像引用元:Silver Miller法律事務所による集団訴訟の訴状

 

Silver Miller法律事務所は2018年4月5日にもNanoコア開発者チームに対して、未登録有価金融商品販売により証券取引法に違反した疑いと、イタリアの仮想通貨取引所BitGrailの信頼性を故意に偽っていたと主張し、集団訴訟へ踏み切っています。
BitGrailは2018年1月21日にハッキング被害を受け、1億9500万ドル、日本円で約204憶円相当の顧客の仮想通貨が不正流出被害に遭った事を公表し、2019年1月22日に破産を宣言しています。

 

詐欺および不実表示の申し立ての主なものとして、取引所の欠点を認識しているにもかかわらず、被告がNanoおよびBitGrailを宣伝したかどうかが争点となり、Nanoを促進するためのソーシャルメディアの使用を指摘しています。

訴状では特定の事例に言及しており、その中で被告のコリン・ルマヒウ、マイカ・ブッシュ、ザック・シャピロ、トロイ・レッツァーら被告4人は共謀して、Nanoネットワークを作成、管理したうえで、ツイッターやミディアム、レッドディットなどのソーシャルメディアを使用して、海外でNano投資を広く募集した。

原告側の弁護士によると、こうしたプロモーション戦略が問題を抱えたイタリアの取引所であるBitGrailに向けられたため、BitGrailの損失を悪化させた可能性が強いと考えています。
Nanoは、2018年1月に35ドル前後で価格ピークに達し、現在は0.77ドルとなっています。
2018年2月にトークンが失われた時点で、価格は約16ドルでした。

 

この訴訟では、裁判所は、Nanoに不足しているNanoを、被害者を公平に補償する新しい仮想通貨に「救助する」よう要求する必要があるとコメントしています。

 

 

取引所と仮想通貨の争い

 

 

集団訴訟の発端となった2018年1月21日に発生したハッキング事件に対し、BitGrail創業者兼CEOであるフランチェスコ・フィラノ(Francesco Firano) 氏は事件公表後すぐに100%の払い戻しは不可能であるとSNSを通じてコメント。
Nanoコア開発者らはNanoに問題があるのではなく、BitGrailの管理体制に問題があったと批判し、捜査協力を宣言したうえで、フィラの氏による”被害がなかった”とする措置提案を自分たちの方向性とは異なると一蹴しています。

フィラノ氏はNanoは根拠のない主張をしたうえ、私的な会話を公表したことで、かえって操作を妨害しているのではないかとコメントしています。

 

BitGrail とNanoコア開発者らの争いは終息の気配を見せず、長期化は必至ですが、その前に、両者の争いによって、被害を受けたユーザーらには何の落ち度もなく、大切な資産を奪われているという事実が宙に浮いたままになっています。
今回の集団訴訟により、何の落ち度もないユーザーらに対し、早々に決着がつくことを願ってやみません。

 

 

※参考サイト:Silver Miller法律事務所による集団訴訟の訴状



-取引所, 暗号通貨, 最新ニュース
-, ,

Copyright© Crypto Go , 2019 AllRights Reserved.