暗号通貨 最新ニュース

中国の懸念材料になるドルペッグ通貨の台頭とステーブルコインの現状

更新日:

仮想通貨は広く認知されているものの、ボラティリティの高さから、日常的に使う通貨として浸透していない現状があります。そのような中で、海外送金時における仮想通貨の持つメリットなどはそのままで、価格の不安定さを排除したステーブルコインが注目を集め、中国の研究者から世界経済安定のためにも早急に元ペッグ通貨の開発を急ぐべきと発表がありました。そこで本日は、中国で発表されたレポートとステーブルコインの状況をお伝えします。

中国での発表から伝わるステーブルコインの開発状況

中国人民銀行の研究者が中国における中国元ペッグ通貨について、独自の研究を発表しました。

現在、世界で普及しているステーブルコインは、米ドルペッグ通貨が主流になっていることから、ドルの力を一方的に強める原因になり、多様なあり方とは対局にあると懸念を示しています。

仮想通貨のマイナスポイントを払拭することのできるステーブルコインの紹介と合わせて、中国人民銀行の研究者が米ドルの台頭を問題視しているレポートを紹介します。

中国研究者が鳴らす警鐘

中国人民銀行に籍を置く研究者が、中国はステーブルコインの開発や研究分野で大きく出遅れていることに懸念を示しました。
現在、世界で取引されているステーブルコインは、ほとんどが米ドルペッグ通貨にあたります。
ペッグとは、釘や杭、または釘付けにするという意味があり、ドルペッグ通貨とは“ドルに固定された通貨”という意味です。

この発表では、中国の研究が世界から遅れを取ることを悲観しているだけではなく、ドルペッグ通貨の突出した台頭が世界経済にとってもマイナスに働くことになると警鐘を鳴らしています。

米国と同じように大国である中国がステーブルコインに対して積極的な行動に出ることがあれば、仮想通貨市場と世界経済に大きな影響を与えることになるでしょう。

日本国内でもステーブルコインについての情報が入ってきています。
GMOインターネット株式会社が日本円ペッグ通貨の開発に前向きに検討しているようです。
仮想通貨のメリットを活かしたステーブルコインの信頼性が広く実感されるようになると、仮想通貨を所有する裾野が一気に広がることが期待されます。

現在取引されているステーブルコイン

仮想通貨のボラティリティの高さは、価格が上昇しているときなら短期間で想像以上の高騰をするため、投資対象としての魅力は計り知れません。
ただし、常に高騰をするわけではなく、さまざまな要因から暴落を起こし、仮想通貨に課される税金の支払いに追われる結果になるケースもあります。

このように価格に不安定な要素があるのが仮想通貨の特徴でもあり、デメリットであると言えます。
マイナスポイントと言えるボラティリティを小さくするために開発された通貨がステーブルコインです。

ステーブルコインは大きく分けると3つのタイプに分けられます。
その①
一国の法定通貨と連動するために中央集権型に近い仮想通貨になり、安心して日常使いできるメリットがあります。
その②
ひとつの仮想通貨の価値に影響を受けるのではなく、いくつかの仮想通貨の価格を考慮しながら、価格が決められていきます。
その③
市場に出回る量を調節することで、価格を操作するステーブルコインとなります。

中国での研究発表にあるように、すでに取引されているステーブルコインはひとつ目のステーブルコインに当たり、米ドルと連動しているものがほとんどです。

最近ウィンクルボス兄弟が開発したジェミニドルは、投資家として名前が知られているウィンクルボス兄弟が携わる通貨としても注目を集めましたが、規制当局から正式に認可を受けたステーブルコインとしても話題に上がりました。

ジェミニドル以外にもトラストトークンプラットフォームから発売されているTrueUSDや米ドルと連動するステーブルコインとして初めて発行されたTether(テザー)などがあります。

為替や株式以上に国境を超えて影響し合う仮想通貨は、一国での開発や決断が世界の仮想通貨に多大な影響を与えることがあります。
大国中国で元ペッグ通貨が生まれるのかどうかは、注目していきたいところです。



-暗号通貨, 最新ニュース
-, , ,

Copyright© Crypto Go , 2019 AllRights Reserved.