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消えたビットコイン4億5,000万がロシアの諜報機関につながっていた!?

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2018年末から業務停止に陥っているロシア最大の仮想通貨取引所といわれていたWEXで、ビットコインを含む複数の仮想通貨およそ4億5,000万ドル相当の巨額資金が最近に入ってFSBの資金源となっているのではないかという疑惑が浮上していることを大手メディアのBBCが報じています。

 

 

 

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ロシアで消えたビットコイン

 

 

WEX(旧BTC-e)の共同設立者である アレクセイ・ビリュチェンコ(Alexey Bilyuchenko)氏は、顧客データをFSB(Federal'naya sluzhba bezopasnosti Rossiyskoy Federatsii=ロシアの諜報機関である連邦保安庁)に引き渡すことを余儀なくされたと語っています。

 

ロシアの連邦保安局は、仮想通貨取引所WEX(World Exchange Services)から消失したと言われている4億5,000万ドルのビットコインなどを含む複数の仮想通貨消失に関連しています。

2018年後半、ロシアを拠点とする暗号取引所WEXは、マネーロンダリングの疑惑によって崩壊し、ビットコインやその他の仮想通貨資産数億ドルが消滅したことを明かしました。
今月15日に公開されたBBCの報道によると、ロシアのFSB は、失われた資金を不正流用する役割を果たした可能性があると報じています。

 

このFSBとはロシアの情報機関ですが、ソ連時代にはKGB(Komitet Gosudarstvennoy Bezopasnosti=ソ連国家法案委員会)として、1954年から1991年のソ連崩壊まで軍の監視や国境警備も担当していたソビエト社会主義共和国連邦の情報機関・秘密警察として機能していた機関です。

なお、WEXは、すでに消滅した取引所BTC-eを引き継ぐ形で17年9月に取引を開始した仮想通貨取引所で、日本の仮想通貨取引所マウントゴックス(Mt.Gox)から流出したビットコインも含まれているとみられています。

※マウントゴックス事件に関する特集記事はこちら「世界中を震撼させた巨額消失事件の舞台マウントゴックス社事件全貌1」、「世界中を震撼させた巨額消失事件の舞台マウントゴックス社事件全貌2」、「世界中を震撼させた巨額消失事件の舞台マウントゴックス社事件全貌3」をご覧ください。

 

 

逮捕はマネーロンダリングの疑い

 

 

WEXは、マネーロンダリングの関与が疑われており、2017年に国際当局によって閉鎖されるまで、BTC-eとして知られていました。
同取引所のオペレーターであったアレクサンダー・ヴィニック(Alexander Vinnik、当時40歳)は、2011年の取引所の開設以降40億ドル以上の仮想通貨をマネーロンダリングに関与した疑いで逮捕されました。

※当サイトのマネーロンダリングに関する特集記事「FATFがマネーロンダリングやテロ資金供与の新基準を発表で規制強化」、「欧州連合がマルタに対してマネーロンダリング防止(AML)水準引き上げ要請」もあわせてご覧ください。

今年の初めビッグフォープロフェッショナルサービスおよび監査会社であるPwC(PricewaterhouseCoopers)は、WEXに所属していた2人のイラン居住者によってSamSamランサムウエアの亜種を開発された可能性が浮上。
このランサムウエアは、WEXで働いている特定の個人が数百万ドル相当の不正資金をマネーロンダリングするために使用された可能性があるとしてFBIが捜査を進めていました。

しかし、当時ヴィンニク氏はギリシャに滞在しており、FBIの要請によって逮捕されたものの、2年半の間ギリシャ北部にあるテッサロニキ刑務所に収容され、アメリカ、フランス、ロシアの3国が引き渡しを要求していますが、容疑についてはBTC-eに助言しただけだと主張しています。
ギリシャ側が引き渡しを要求している3国いずれかの国に引き渡したという情報はなく、現在もギリシャで収容されているものとみられています。

 

そして、もう一人の逮捕者であるのアレクセイ・ビリュチェンコ(Alexey Bilyuchenko、当時39歳)で、2018年末、ノボチェボクサルスク警察捜査局が取引所の顧客の要請により捜査が開始された事をBBCは報じています。
ヴィンニクが逮捕された事を知るとビリュチェンコは取引所に関する情報が保管されていたパソコンとハードドライブを破壊して証拠隠滅を図り、イラクリオンの空港からモスクワ経由でノボシビルスクへのチケットを購入して逃亡を企てていたことが分かっています。

WEXおよびWEXの前身であるBTC-eの関係者も欧州で拘束されており、今年7月にはWEXの元CEOだったディミトリ・ヴァシリエフ(Dimitry Vassiliev)氏がイタリアで逮捕されています。
ヴァシリエフ氏についてはロシア当局も仮想通貨詐欺容疑の重要人物として行方を追っていた最中でした。

2人の仮想通貨取引所創業者が逮捕されたこの事件、当時ビリュチェンコはアレクサンダーと名乗っていましたが、逮捕されたことで本名が明らかになっています。

この時点では、BTC-eは取引所としてすでに機能しておらず、ビリュチェンコの証言によると、65,000BTCとその他の仮想通貨が、当時のレートで合計10億ドル以上保存されていました。

 

 

記録されていた会話とは?

 

 

大手メディアBBCの報道によると、独自入手した音声記録の中に、WEXやFSBの関係者の会話が記録されていたことが分かっています。

 

この音声記録には、FSB元職員であるアントン・ネムキン氏とみられる“アントン”という人物(FSBの元職員アントン・ネムキン氏とみられる)と、ビリュチェンコ氏、WEXに深く関与していた実業家のコンスタンチン・マロフェエフ氏の3人とのこと。

会話は2018年の会合のものとみられており、ビリュチェンコ氏はWEXの仮想通貨を引き渡すようにアントンから要求されており、会合の翌日にも再びアントンなる人物からビリュチェンコ氏にWEXのウォレットに保存されている仮想通貨を引き渡すように要求されていたという。

ここで注目したいのは、アントンが音声記録の中でFSBの資金にすると発言していた音声が記録されていたという事実で、ビリュチェンコ氏は最WEXの仮想通貨提供を最終的に同意しており提供された仮想通貨はBBCの報道で3万BTCと70万LTCがWEXのウォレットから移転されたとのこと。

赤い管理者とは?

 

 

 

かつてBTC-eはロシア語圏で最も人気のある仮想通貨取引所として機能しており、CIS諸国(Commonwealth of Independent=ロシアなどの旧独立国家共同体)の多くの居住者がBTC-eを通してビットコインに投資していました。

ピーク時BTC-eの1日の売り上げは1日あたり6,600万ドルに達していたとみられており、違法な仮想通貨取引所を開設したとヴィンニクを非難するアメリカの法執行機関の計算によると、取引所が崩壊するまで、少なくとも40億ドルが販売されていました。

BTC-eの親の運営者はサイト上では「Alexey」と「Alexander」という名前のロシアのシリコンバレーと言われているモスクワのスコルコヴォ(Skolkovo)卒業生によって設立されたと記されています。

ビリュチェンコ氏はノボシビルスク在住で仮想通貨市場で活躍する前はノボシビルスクウルサメジャートレーディングネットワークで情報技術を担当していたとの情報から、これを確認したメディアには答えませんでした。

2011年に同氏はWMEと仮想通貨交換を開始し、BTC-eと命名し、同取引所の技術部門を担当し、取引所のチャットネームは赤く塗られていたため、ユーザーは彼に「赤い管理者」というニックネームを付けていたと言われています。

 

 

※参考サイト:BBC



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