今人気のライトニングネットワーク対応ウォレットBlueWalletではこれまでiPhoneとiPad向けに提供されていましたが、今月5日、Apple社が開発するアップルウォッチからマイクロペイメントやビットコイン取引可能になるアプリを新たにリリースした事が分かりました。
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アップルウォッチでビットコイン取引ができる時代に突入
https://twitter.com/i/status/1108088791330365441
※動画引用元:bluewallet
世界的に大人気のApple社から販売されているApple Watch(※以下、アップルウォッチと表記)向けに、先日ライトニングネットワーク対応のBlueWallet(ブルーウォレット)がリリースされたことがわかりました。
このBlueWalletはこれまで、iPhoneとiPad向けにアプリを提供していましたが、5日からはアップルウォッチ版がリリースされたことで、QRコードのやり取りでビットコインの受け取りができるようになりました。
これまでの累計販売台数が数前万本と言われるアップルウォッチがビットコインの受け取りができるとして、仮想通貨ユーザーだけではなく、アップル社サポーターからも大きな関心が寄せられています。
BlueWallet(ブルーウォレット)とは?
※画像引用元:BlueWallet App Store
今回新たにアップルウォッチからビットコインが受け取れるアプリを提供したのはBlueWallet(ブルーウォレット)で、これまではiOSとAndroid向けに開発が行われていました。
次世代ビットコインウォレットとして高い水準を設定しており、すばやい送金と、安価な手数料で取引を実現させるためにLightning Networkを搭載しており、BlueWalletユーザーはてコストで素早く取引ができる新たな技術を搭載した、仮想通貨専用ウォレットです。
なお、BlueWallet のApp Store版はこちらから、Google Play版はこちらからダウンロードしてください。
Lightning Network(ライトニングネットワーク)とは
Lightning Network(※以下、ライトニングネットワークと表記)とはビットコインのブロックで通常の取引を行うのと同じように、ブロック以外でも取引ができるようにした技術のことを言います。
ライトニングネットワークとはビットコインのブロックだけではなく、ブロック以外でも取引を可能にする技術を言います。
先にも述べた通り本来ブロックチェーンに記載する事で行われるビットコインの取引をライトニングネットワークというネットワークを通して行うものです。
ビットコインでは、以前よりトランザクション(取引データ)の処理能力に限界があり、これを軽減させる新たな技術として注目されているのがライトニングネットワークという新技術です。
ライトニングネットワークのトランザクション処理
完結にライトニングネットワークを説明すると、ビットコインで取引を行うと、ビットコインのネットワークへ取引データが送信され、そのデータをマイナー達によって承認されるとブロックへと取引データが収納されます。
しかし、ビットコインではこの処理能力に限界があり、1秒/7回程度までしか処理できません。
世界中で昼夜問わず取引が行われているビットコインですが、価格が高騰した際などはこの取引が活発になりますが、急増する取引に対して処理能力が追い付かず、大きな問題として見られています。
そこで登場したのがライトニングネットワークで、これらの承認過程を飛ばすことで処理能力が早くなるほか、マイナー報酬も少なくなるというメリットが生まれ、一石二鳥の新技術として大きく注目されています。
現在はまだ開発途中のBlueWallet
※画像引用元:BlueWallet
開発者の一人であるヌノ・コエーリョ(Nuno Coelho)氏はBlueWalletについて、ライトニングネットワークそのものも誕生したばかりの初期段階だと前置きをしたうえで、“BlueWalletは実験段階”であると語っています。
そのため、BlueWalletの機能も決済機能のみが搭載されており、ユーザーがアップルウォッチを介してどの程度ビットコイン取引を求めているのか調査段階としており、今後の需要次第では機能なども増えていくものと見られます。