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一匹目のペンギン!会津大学の仮想通貨と新技術へ舵取りを始めた大学

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若い世代の仮想通貨やブロックチェーン技術への関心が高まり、世界の有名校では学生の要望に応える新しいカリキュラムを増設しています。日本の大学でも、ブロックチェーン技術の勉強会や講座が開かれ、大学側の舵取りも大きな岐路を迎えています。ここ数年で大きく変化を遂げている日本の大学や学生の現状と、企業と連携を図りながら会津大学で実施された独自仮想通貨の試みを紹介します。

 

学生と企業が変える大学でのカリキュラム

 

昨日の記事『コインベースの調査からわかる大学生の新ニーズと企業が求める人物像』では、仮想通貨やブロックチェーン技術を学びたい大学生が海外の大学で急激に増えている様子がコインベースの調査から明らかになったことをお伝えしました。

コインベースは、米国で行われた世界の大学トップ50に選ばれた大学を対象にしたため、日本の大学は調査対象には入っていませんでしたが、日本の大学も世界の流れに歩調を合わせるように、緩やかな変化がおこっています。

中国や韓国の大学ではすでにブロックチェーン技術の授業が行われており、日本でも学生の興味やニーズ、そして企業が求める人材を育成するため、仮想通貨やブロックチェーン技術が大学の講義の中に盛り込まれています。

アジアの中でも出遅れ感のある日本ですが、情報工学を得意とする会津大学では、大学独自の仮想通貨の実証実験が終了し、今シーズンからブロックチェーン技術の講義が始まり注目を集めています。

 

大学現場を変える需要が高まる仮想通貨の波

 

 

日本でもIT関連や仮想通貨業界で活躍する人材を育成するために、教育現場で顕著な変化がおこっています。

2020年度から小学校でプログラミングが必修化されるように、社会や技術の変化に合わせた教育が実施されています。
大学の現場では、東京大学や早稲田でカリキュラムの中で仮想通貨やブロックチェーン技術について触れられ、学生と社会が求める講義内容に変わっています。

九州工業大学内では、6月1~2日にかけてブロックチェーン基本技術セミナーが開催され、大きな話題となりました。

大学のカリキュラムよりも先行する形で学生の間ではブロックチェーンや仮想通貨の研究会がいくつも存在し、東京大学のBitPenguin早稲田大学のビットベアーズなどさまざまなクリプト研究サークルが活発に活動しています。

 

情報工学で大きくリードする会津大学の挑戦

 

 

福島県会津若松市にキャンパスがある会津大学は、コンピューター専門の大学として、1993年に日本で初めて開校しました。
コンピュータサイエンスとコンピュータスキルを育てるため、世界中から第一線で活躍する指導者が集められています。

情報工学を専門にしている大学のため、もともとITやブロックチェーン技術に精通している生徒がそろっていることもあり、会津大学では、2016年3月の時点で独自仮想通貨『萌貨(もえ)』の実証実験をアニメ系のイベント『マジカル福島』で実施しました。

その数カ月後には、大学内で使用できる仮想通貨の計画と準備が始まり、会津大学の売店と学食で独自仮想通貨『白虎』で支払いができる実証実験にも挑戦しました
イベントで使用された萌貨と比べると実証期間は長く、白虎は2017年3月22~31日の約10日の間、構内で通貨として使用されました。

白虎の開発には会津大学と大学の学食を運営するSLS(有限会社スチューデント・ライフ・サポート)ソラミツ株式会社のサポートがあり、ソラミツが開発したHyperledger Irohaブロックチェーン技術が活用されました。

白虎の実証実験は、一部の生徒を対象に行われました。
学生のスマートフォンに専用アプリを入れて、大学内に設置した端末で入金をして構内の売店や食堂で使用されました。
同大学の教授は、学生にとって新しい価値観を築く大きな1歩になったと評価しています。

会津大学では、今年の10月から『ブロックチェーン活用概論』と題した仮想通貨とブロックチェーン技術を学ぶためのクラスが開かれています。
首都圏の関連企業と連携しながら半年にわたり開かれる予定です。

仮想通貨やブロックチェーン技術が目指す分散型を形にしたように、日本の大学の中で”1匹目のペンギン”の役割を果たしたのが、中心となる首都圏の大学ではなく福島県会津市の大学でした。
今後も仮想通貨やブロックチェーン技術の進化と浸透が続いていくことで、対等な分散化が進み、中央と地方の垣根が低くなっていくかもしれません。



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