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イーサリアムが目指すProgPoW後のPoSが非中央集権社会と地球環境を守る

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昨日の記事で、2015年か実行されているイーサリアムのハードフォークに延期が続いている状況をお伝えしました。ハードフォークの第3回目の後半部分に当たるコンスタンティノープルの実装予定日の発表はまだありませんが、重なる延期のなか多くのユーザーはイーサリアムが目指す理想のシステムを心待ちにしています。本日の記事では、ハードフォークの計画には含まれていませんが、非中央集権化を確固たる基軸にするために、イーサリアムが導入を計画している『ProgPoW』についてお伝えします。

※昨日の当サイト特集記事『リエントリー攻撃により延期!イーサリアムのハードフォーク』もあわせてご覧ください。

 

 

抗ASICを高めるためのProgPoW

 

 

イーサリアムのマイニング方法は、ビットコインと同様のPoW方式です。
PoWはProof of Workの頭文字を取り、『仕事の証明』と訳されます。

 

イーサリアムに限らず、多くの仮想通貨には中央で管理する権力や団体が存在しないことから、ひとつひとつの取引が正しいものである承認をマイニングと呼ばれる手段によってユーザー同士で実行しています。

マイニングの方法は仮想通貨の元祖であるビットコインが採用しているPoW方法がこれまでは主流でしたが、PoW方式によるデメリットが浮き彫りになり、現在では他のマイニング方法が次々と開発されています。

 

 

マイニングの寡占状態を作るPoW

 

 

 

 

「仕事の証明」と呼ばれているPoW方式のマイニングは、ひとつの取引を書き込むためのブロック生成をGPU(グラフィック処理装置)が搭載された演算マシンやマイニングに特化して開発されたASICと呼ばれる高性能で高額な機械を使って取り組みます。

 

マイニングは仮想通貨の取引を承認する大切な作業であり、新規通貨の発行にも寄与する役割を果たしていますが、仮想通貨の人気が高まりマイニングが加熱することで、PoW方式のマイニングにほころびが生まれています。

 

一番にブロック生成を完成したユーザーだけに報酬が与えられることから、高額な機械を購入できる企業にばかり成功報酬が偏ること
24時間体制で稼働されるマイニングマシンの消費電力が、地球環境にまで影響を与える懸念があること

上記の問題点から、PoW方式のマイニングの在り方が問われるようになってきました。

 

イーサリアムは特に非中央集権化を志すプラットフォームであるために、一部の企業や団体にマイニングの報酬が偏ることと、同時に環境に大きな負荷を与えるPoWのマイニング方法からの脱却を早い時点から目指していました。
特にビットコインのマイニングを中心に開発されたASIC発売後、個人のマイナーの成功率は確実に低下し、巨大な資本を持つ企業の独占状態が可視化されるようになりました。

 

イーサリアムのコミュニティでは、イーサリアムが実装を企画しているProgPoWについてのアンケートが行われ、80%以上のユーザーがProgPoWの導入に好意的であり、イーサリアムが目指す、非中央集権型のつながりを求めていることがわかりました。

 

 

イーサリアムが選択したProgPoW後のPoS方式

 

 

 

マイニングによる報酬が一部のマイナーに集中してしまうことと大量に消費されるエネルギーに対する懸念から、イーサリアムではPoWからPoWへの移行を計画しています。

 

PoSもPoWと同様にマイニングの方式ですが、演算能力の高いマシンをフル活動させて報酬を得るのではなく、保有している仮想通貨の量や期間により、マイニングに参加できる権利が割り振られる方式です。
PoSにもメリットとデメリットがあると言われていますが、現段階でイーサリアムはPoSへの完全移行を目標にしています。

 

仮想通貨の取引を支えるマイニング方式を急に変更することは大きな混乱を招くことになるため、段階的にPoSを実装予定でProgPoWは移行過程で活用されるマイニング方式です。

ProgPoWは、有利になりがちなASICによりマイニングに対して抗体を持ち、GPUによるマイニングの効率を高めるシステムです。

マイニングの中央集権化が抑制できることは、イーサリアムが望む取引やシステムの在り方につながり、ユーザーにとっても偏りがちな成功報酬の分配されるメリットにもつながります。

 

完全にPoSのマイニング方法が実装されると、マイニングに使用されるエネルギーが100分の1以下になると言われていることからも、イーサリアムのコミュニティで実行された投票結果がどんな世界を望んでいるのかがわかります。



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