仮想通貨と切っても切れない関係であるのが仮想通貨取引所ですが、最近ではこの仮想通貨取引所から発行されるトークンに多くのユーザーが注目しています。ここで紹介するのは、取引所トークンの一つであるオーケービー(OKB)について、初心者にも分かりやすく解説します。
目次
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オーケービー(OKB)とは
※画像引用元:OKB
オーケービー(OKB/通貨コード:OKB)は、イーサリアムプラットフォーム上で動作するトークンで、2月4日付けCoinMarketCap時価総額ランキングにて、1OKB=359.53円、時価総額14,301,277,802円で46位に入っています。
2018年3月22日に公開されたオーケービーは、コンセンサスアルゴリズムにEthashを採用しており、上限発行枚数は10億枚で、そのうちのおよそ4割がロックアップされており、実質上限流通量は6億枚ほどです。
2014年に設立された仮想通貨取引所OKExが発行する取引所トークンで、今後ローンチ予定の独自開発ブロックチェーン「OKChain」に移行される予定です。
OK Blockchain Foundationによって発行されたグローバルユーティリティトークンで、ブロックチェーンテクノロジーに基づいた開発チームによって設計されています。
将来のデジタル資産プロジェクトをOKExユーザーおよびプロの投資家に接続し、ブロックチェーンテクノロジーとデジタル資産業界の発展を促進するOKExエコシステムを構築するように設定されています。
オーケービー(OKB)の特徴
オーケービーにはいくつかの特徴を兼ね備えており、それによってより価値を保全できるようにしています。
買い戻しとバーン
オーケービーでは当初、保有ユーザーに対して配当を実施していましたが、この配当に代わって買戻しとバーン(消却)を実施し、流通量を減らすことでトークンの価値を保全しています。
スポット市場からの取引手数料収入の30%を使用して3億円の流通オーケービーを買い戻し、それらをブラックホールと呼ばれるアドレスに送ってバーンしています。
2019年6月1日以降、3カ月ごとに買い戻しを実施しており、詳細をバーンから1週間以内に発表しています。
投票の権利を付与
次に注目したい特徴であるのが投票です。
OKBでは大小さまざまなイベントを開催しており、特定のイベントや決定に投票できる権利を一定数のコインを保有しているユーザーに対して付与しています。
この投票権は、発行元であるOKExへ新規上場する新たな取扱い銘柄を決める際にも投票が実施され、投票によって、最も得票数が多かった銘柄がOKEx取引所にて上場されるため、上場コインを決める事も可能です。
決済手段としても使用されるオーケービー
昨年11月に“社会貢献型”仮想通貨専用ショッピングモールであるクリプトモール(cryptomall)を運営するcryptomall ouが、オーケービーを決済に導入すると発表しています。
この発表によって、オーケービー決済開始を記念して、オーケービーで決済すると、購入金額の1%のクリプトモールステーブルトークンのSMALLがキャッシュバックされる特別キャンペーンを実施していました。
クリプトモールステーブルトークンSMALLとは、クリプトモール内でのみ使用できる仮想通貨で、一般的な仮想通貨とは異なる、価格変動の仮想通貨としてクリプトモール内でのみ使用できるトークンです。
オーケービー(OKB)の将来性
オーケービーは、仮想通貨取引所OKExの“取引所トークン”として、これまでにもさまざまなサービスに用いられる環境が用意されていました。
そのため、今後もOKExが新サービスを展開するごとに利用がのぞめることから、使用場所は限定されるものの、さまざまな利用方法があります。
クリプトモールの例にあるように、決済利用されるチャンスがひろがることで、より認知度も上場することが望めるほか、価格の高騰の期待できる、今後十分な期待が望めるトークンです。