アメリカの内務省などでキャリアを重ねてきた人物が開発に携わるなどのほか、ICO時より10倍以上の価値を有しているなど、関心の高いトークンの一つであるクアント(Quant)について、入門者・初心者にも分かりやすく解説しています。
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クアント(Quant)とは?
※動画引用元:Quant Network「Quant Network Presents Overledger」
クアント(Quant/通貨コード:QNT)はエンタープライズおよび開発者が分散型台帳テクノロジーを最大限に活用するための障壁を取り除くことをビジョンにしています。
既存事業にブロックチェーン技術を取り入れるためのサポート実施のためのオペレーションシステムを提供するプロジェクトとしてスタートしています。
アメリカ保健省最高情報セキュリティ責任者(CISO)にてキャリアを重ねたギルバート・ベルディアン(Gilbert Verdian)氏が、当時、複数のネットワークとデータセットにまたがる相互運用性を通じて、患者のケアを直接進める過程において、ブロックチェーンの大きな可能性を見いだしました。
このことからOverledgerのアイデアが誕生し、同氏がQuantのCEO(最高経営責任者)兼創設者として本格始動されると同時に、Overledger(オーバーレジャー)およびGoVerify(ゴ―ヴェリフィ)、Quant Health(クアントヘルス)という3大ソリューションが提供されました。
クアント(Quant)3大ソリューションとは
※画像引用元:Quant
Ethereumブロックチェーンに基づくトークンとして開発されたQuantは、CoinMarketCapの本日付時価総額ランキングで76位、1QNT(枚)= 480.53円で流通しており、海外ユーザーを中心に高い関心が寄せられています。
高い関心が寄せられる背景には、先ほド少し触れた様に、Quantが提供している3大ソリューションによるところが大きいでしょう。
・Overledger(オーバーレジャー)
Overledgerは既存ネットワーク上で異なるブロックチェーン同士を接続させることでクロスチェーンで相互運用させている、いわば次世代のマルチチェーンアプリケーションです。
・GoVerify(ゴ―ヴェリフィ)
GoVerifyは、電子メールやSMSなどが正当なもので、指定された送信者野茂であるか検証する技術において、サイバーセキュリティを強化させます。
マルチチェーン(各個別のチェーン)上での接続を可能にするサイバーセキュリティ機能向上を目的に開発されたブロックチェーンアプリケーションです。
クアント(Quant)の独自トークンについて
※画像引用元:OVERLEDGERNETWORK
FINMA(Financial Market Supervisory Authority=スイス連邦金融市場監督機構)のガイドラインに沿って、発行されているQNTは、プロジェクト内で使用可能なユーティリティートークンとしてQNTトークンが発行されています。
チェーン全体のトランザクションの署名や検証に使用されるほか、アプリケーションやサービス利用時に使用でき、年間ライセンスまたはプラットフォーム料金と引き換えに、Quant Networkへの参加もできます。
なお、この年間ライセンス料とは、開発者がアプリケーションを開発するための年間ライセンスを取得するために必要な料金です。
クアント(Quant)の将来性
Quantは最近増えている役割を持ったトークンと言えます。
既存ブロックチェーンにより特化した特徴を搭載させ、それらをサービスとして提供していくため、需要は急激ではないものの、着実に増やしている印象を受けます。
今後、同様のプロジェクトとの差別化を図り、よりサービスの充実を図ることで価値も高まっていく、期待できるトークンといえます。
※参考サイト:
Quant
ホワイトペーパー
OVERLEDGERNETWORK