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ナノ(Nano)とは?歴史や仕組みなど初心者にも簡単に分かりやすく解説

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数多く誕生する新たな仮想通貨の中には、独自の機能や使い方を持つことが人気の理由として注目されているものもたくさんありますが、本日紹介するナノ(Nano)は、シンプル機能で、不要な機能を持たせていないことで有用性を持たせ、注目されています。

 

 

 

 

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ナノ(Nano)とは?

 


※画像引用元:Nano

 

これまで当サイトでも仮想通貨の各銘柄別に歴史や仕組みを解説していますが、本日紹介するナノ(Nano/通貨コード:NANO)は昨年2月にレイブロックス(RaiBlocks/通貨コード:XRB)からコリン・ルマヒュー(Colin LeMahieu)創設者兼CEO(最高経営責任者)を中心にリブランディングされた際に名称も変更され、再スタートを切った仮想通貨です。

 


※画像引用元:CoinMarketCap

 

本日付のCoinMarketCap時価総額ランキングで38位にランク入りする注目度の高い通貨で、発行上限数33,248,290NANO(枚)現在時点の価格は1NANO=185.73円です。

 

 

前身であるレイブロックスも将来性の高い仮想通貨として注目されており、大手仮想通貨取引所のBINANCEへ上場するなど、流動性も高く、リブランディング後は最スタートを切った仮想通貨としての注目度も加わり、さらに人気度・知名度ともに上位をキープしています。

なお、リブランディングの背景には、「RaiBlocks」という名称が“ライ”なのか“レイ”なのかという読み方の混乱や、スピード感とシンプルさを追求した結果だったそうです。

 

 

DAG有向非巡回グラフとは

 

 

Nanoは「現実世界のためのデジタル通貨」を理念に掲げた通貨で、多くの仮想通貨がブロックチェーン技術を導入しているのに対し、DAG (Directed Acyclic Graph=有向非巡回グラフ)と呼ばれる技術を導入しています。

 

DAGはIOTAなどでも導入されている技術ですが、この技術によってNanoのシステムパフォーマンスとセキュリティを向上させています。

 

ブロックチェーン技術を導入している仮想通貨では、マイナーによってマイニングが行われることで各ブロックの記録や新規ブロックが生成されていましたが、DAGではアカウントごとにブロックチェーンが作成されます。

 

他のブロックチェーンとは完全分離で動くシステムをもっており、それぞれのアカウントによってブロックチェーンが管理され、ブロックには1回の取引しか記録されないようになっています。

また、取引の際には取引者間のみでトランザクションが成立する画期的な仕組みを持っていることから、マイニングを必要とせず、手数料の無料化や送金処理スピードの向上などを実現させています。

 

 

UDPメッセージプロトコルとは

 

 

 

Nanoはトランザクション処理が他の仮想通貨と比べるととても早いというメリットがありますが、DAG有向非巡回グラフのほかに処理速度が速くなるシステムがもう一つあり、それがUDP(User Datagram Protocol)メッセージプロトコルです。

 

このUDPはIPなどと同じようにインターネットに標準利用されているものですが、音声・映像などをリアルタイムでデータ転送する場合や、複数個所に同じデータを同時転送する場合、少量のデータ転送をする場合などはこのUDPが利用されています。

 

 

手数料がゼロの理由

 

 

 

Nanoは手数料がゼロですが、その理由にトランザクションの小ささが挙げられます。
トランザクションは先ほども述べた様に、一つのブロックに一つの取引データが収納されています。

取引においては取引者間で完結できるため、マイニングの必要がなく、もし、Nanoで手数料を徴収していたとしても集められた手数料を支払う先が初めから存在していないので、手数料という概念を取り除いて設計されているのです。

 

 

Nanoのコンセンサスアルゴリズムは?

 

 

 

コンセンサスアルゴリズムとは直訳すると“合意方法”で、ビットコインの基盤技術であるブロックチェーン技術などは分散型台帳の場合、非中央集権にて運営されているため、参加者全員が不正に対する監視を行い、取引の正当性を合意させています。

しかしこういった場合、その合意は難易度が高まっていくため、参加者たちによって合意方法を定め、不正のない取引を継続させ、新たな取引の記録を続けます。

コンセンサスアルゴリズムにはPoWのほかにもPoIやPoS、PoCなどがあり、Nanoはいくつかある合意方法のうちの一つであるDPoS(Delegated Proof of Stake)を使用しています。

 

※当サイトで特集した「仮想通貨の取引認証アルゴリズムPoW、PoI、PoS、PoCの違いを改めて学ぶ1」、「仮想通貨の取引認証アルゴリズムPoW、PoI、PoS、PoCの違いを改めて学ぶ2」もあわせてご覧ください。

 

Nanoでは流動性に重点を置いており、トランザクション処理が早いと言われています。
料金がかからず、処理が早い仮想通貨は他にも人気通貨のRippleも同様ですが、そのRippleより早く処理できるのがNanoです。

ただ、流動性があるという点においてはとても飛びぬけていますが、コンセンサスアルゴリズムにdPoSを使用しているという点で、少し懸念されているようです。

 

 

Nanoハッキング事件とは

 

 

 

仮想通貨の価格が急騰した頃、価格に比例する様に、ハッカーによる不正流出事件が相次ぎ、ハッカーによる犯罪は現在も引き続き繰り返されています。

Nanoは日本の仮想通貨取引所Coincheckの巨額流出事件から1カ月も経過していない2018年1月21日に、イタリアの仮想通貨取引所であるビットグレイル(BitGrail)がハッキング被害に遭い、1,700NANOが流出。
被害額は1億9500万ドル、日本円で約204億円相当の仮想通貨が奪われました。(同取引所は今年の1月22日に破産宣言をしました。)

 

当時、ハッキング被害はビットグレイル側の計画的出口詐欺ではないかとユーザーらが疑問に感じたのと同時に、Nanoコア開発チームもミスリードしていたのではないかと疑う声明を出していました。

 

これに対してビットグレイル創設者のフランチェスコ・フィラーノ(Francesco Firano)氏は、反論声明を発表していましたが、現在はNano側、ビットグレイル側双方が集団訴訟で訴えを起こされています。

Nanoが集団訴訟を起こされた要因は、ハッキング被害に遭うまでは投資家らに開発チームがビットグレイルで購入・保管を進めていたことが原因です。

この訴訟問題が少なからず影響しているのも事実ですが、そのことがきっかけで知名度を挙げたこともまた事実です。

 

長期的な展望としては手数料ゼロでスケーラビリティ問題にも関係がないNanoが支払い手段として用いられた場合、大きく飛躍する可能性を大きく秘めていると言えます。

 

 

※参考サイト:
Nano公式サイト
ホワイトペーパー
公式フォーラム(Discord) 



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