仮想通貨には第2世代、第3世代と新しい通貨やトークンが現在も開発され続け、常に開発ラッシュの状態であると言えますが、なかには注目しておきたいさまざまな特徴を持って誕生している者も多くあります。ここではAuroraについての仕組みや特徴について解説します。
スポンサーリンク
Aurora(オーロラ)とは?オーロラの概要
※画像引用元:Aurora
Aurora(オーロラ/通貨コードAOA)は昨年ICOが行われたばかりの誕生から1年ほどの新しい仮想通貨です。
昨日付けのCoinMarketCap時価総額ランキングで46位で、一時期は40位を切るまでに上昇した注目の銘柄です。
※画像引用元:CoinMaretCap
そのAuroraはDPoS(Delegated Proof of Stake)+BFT(Byzantine Fault Tolerance)コンセンサスアルゴリズム+コントラクトを採用しており、ゲームやビッグデータ、人工知能、IoTなど、多岐にわたる業界をAuroraを通してつなぐ役割を担っています。
Auroraが採用しているシステムによって、高セキュリティーかつ優れたトランザクション能力を有するブロックチェーンが構築できます。
当サイトを見てくださっている初心者ユーザーさんの中には、すでにAuroraについてネット検索してみたという方もいらっしゃると思いますが、“Aurora”は“Aurora DAO”という酷似した名前の仮想通貨が他にありますが、こちらと“Aurora”は全く別の仮想通貨です。
Aurora の特徴
「明るくカラフルなブロックチェーンの世界をつくる」をスローガンに開発が進められてきた新しい仮想通貨です。
※画像引用元:Aurora
・DPOS + BFTコンセンサスメカニズム
・P2Pステレオネット
・アプリケーションのインテリジェント分離
・マルチアセットローンチ
・マルチチェーン並列運転
・アップグレード可能なブロックチェーン
・クラスタグルーピング
という6大特徴を兼ね備えて誕生しています。
DPOS + BFTコンセンサスメカニズム
※画像引用元:Aurora
Auroraの最大の特徴といっても過言ではないDPOS + BFTコンセンサスメカニズムですが、多くの初心者ユーザーの方が何だろう?と疑問におもったのではないでしょうか。
このコンセンサスアルゴリズムを理解するには、DPOS と BFTを分けてみます。
DPOSとは
EOS(イオス)にも搭載されているコンセンサスアルゴリズムで、Delegated Proof of Stakeの頭文字を取った略語です。
ブロックチェーン取引では取引データがブロックに収められており、誰もがその情報を閲覧できる状態にあります、
新たなブロック生成される際に一つ前のブロックの正当性をマイナーが検証していくため、改ざんができないと言われています。
コイン(トークン)保有者に対し、保有量に応じて投票権が割り当てられ、投票によって取引の承認者を委任するシステムです。
委任された承認者は、ブロック生成によって得られる報酬を投票者に対して還元する仕組みです。
BFTとは
Byzantine Fault Toleranceの頭文字を取った略語で、分散型システムにおいて取り上げられる“ビザンチン将軍問題”が合意形成を行う上で問題視される問題を解消させた技術です。
P2Pネットワーク上において、通信、ノードの故障、故意に偽の情報を流すなどの可能性が発生した時、全体で正しい合意形成が可能かどうかを問うというものです。
このような問題を解決させ、P2Pネットワークが正常に動作できる防御性あるシステムをビザンチン・フォールト・トレランス性(Byzantine Fault Tolerance=BFT)がある“耐ビザンチン問題”と呼び、仮想通貨市場ではBFTと呼んでいます。
DPOS + BFTコンセンサスメカニズムによってAuroraは取引の合意を行い、さらには耐ビザンチンに優れているのです。
マルチチェーン並列運転
※画像引用元:Aurora
Auroraではマルチチェーン構造を採用しています。
ビットコインを例に考えると、ブロックチェーンは1本構造です。
しかし、1本構造の場合、取引量が急増すると、トランザクション処理に時間がかかり、長らく言われているスケーラビリティ問題を発生させてしまいます。
そこでAuroraではP2Pネットワークを利用したインテリジェントアプリケーション分離技術を提供しています。
この分離技術を導入することで、セキュリティを維持したクロスチェーンコンセンサスシステムを実現させ、1本構造のブロックチェーンと比べ、効率よくトランザクション処理ができます。
Auroraについての開設前半戦はここまでですが、引き続き後半戦でもさまざまな特徴について解説します。