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いまさら聞けない!ブロックチェーンの分岐がどうして起こるか解説2

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昨日の前半戦にて、ブロックチェーンの分岐の仕組みや、ソフトフォークとハードフォークとはどのようなものであるかについて解説しましたが、ハードフォークの中にはさらに大きく分けて3つあります。後半戦の本日はハードフォークの種類について解説します。

 

 

 

ハードフォークが実施される理由

 

 

ブロックチェーンの分岐の中でもハードフォークは、仮想通貨にとっても、取引しているユーザーにとっても環境が大きく変わるため、重要な転換期ですが、ではなぜ、ハードフォークが行われるのでしょうか。

この問いに対する最も大きな理由であるのがビットコインに代表されるスケーラビリティ問題解決のためと言えます。
ビットコインでは、急激な取引量の増加に伴い、承認スピードが取引量の多さに追いつかなくなってしまい、取引遅延、手数料の高騰といった問題が発生しています。

そこで、ある技術者はブロックサイズを変更しようとアップデートの提案をしますが、実際には旧ルールを守りたいと考える開発者も多くおり、簡単にはソフトフォークできる環境にはないため、ハードフォークを行い、これによって誕生した仮想通貨がビットコインキャッシュやイーサリアムクラシックなどです。
そのため、初心者や入門ユーザーにとっては、なぜ、人気仮想通貨にそっくりな名前の仮想通貨があるのです。

もう一つのハードフォークが実施される理由であるのがハッキングをされないために行われるハードフォークです。

仮想通貨は目には見えませんがこれまでになかった新たなお金です。
しかし、そこを狙った悪意を持つ集団が存在しているのも事実で、日本でもコインチェックなどで何者かがシステムへ不正に侵入し、大量の仮想通貨が流出した事件も実際に発生しています。

 

仮想通貨(の銘柄)によってはハッキングされた仮想通貨そのものを無効化させるためのハードフォークを実施し、ハッキング被害を”なかったこと”にできるものもあるのです。

そして最後のハードフォークが実施される例となるのがアルトコイン誕生のためのハードフォークです。
仮想通貨の元祖であるビットコインからハードフォークをすることでアルトコインの開発が可能で、実際にビットコインでは開発のために必要な情報はオープンになっており、誰でもこの情報を基に仮想通貨の開発をしてよいとされています。

 

 

ハードフォオークの実例

 

 

ではここで、実際にこれまでにどのようなハードフォークがおこなわれてきているのか、簡単に説明します。

先ほども触れましたが、代表的なハードフォークとしてビットコインからハードフォークして新たにビットコインキャッシュが誕生しています。
また、イーサリアムからハードフォークしてイーサリアムクラシックも誕生しています。

ビットコインでは2017年を境に急激な取引量増加が起こり、スケーラビリティ問題が大きく取り沙汰されていました。
そこで新ルールとしてブロックチェーンサイズを1MBから8MBに拡大させ、2017年8月に誕生したのがビットコインキャッシュでした。

 


※動画引用元:BitcoinCash.orgビットコインキャッシュとはなんでしょう?
※動画は全編英語で放映されていますが、画面右下に表示されている「字幕」アイコンをクリックし、続いて「設定」アイコンから「字幕」⇒「日本語」の順に設定すると、画面の最下部に日本語訳が表示されます。

 

ビットコインキャッシュより一足早くハードフォークを実施したのがイーサリアムです。

若き天才開発者と言われたヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)氏によって2014年7月にリリースされたイーサリアム。
しかし、リリースされてからもほとんど注目されることなく、時間が経過していきましたが、皮肉なことに、2016年6月に発生したThe DAO事件によって一気に知名度を急上昇させました。

The DAO事件とは、イーサリアムから派生した仮想通貨THE DAOがハッキングされ、360万ETH日本円にしておよそ52億円というとてつもなく巨額な被害を受け、世界中を震撼させました。

※当サイトの特集記事「仮想通貨に絶大な影響力を持つ人物 ヴィタリック ブテリン(Vitalik Buterin)氏」もあわせてご覧ください

この事件で、ハッキングされたシステムはロールバック(ハッキング前の状態に戻る)したうえでハードフォークを行い、ハッキング被害に遭った通貨を使用できなくしたことでコア開発者の中にはハードフォークに対する否定派と賛成派に意見が分かれ、イーサリアムからハードフォークに反対した開発者たちを中心にEthereum classic(イーサリアムクラシック)が誕生しました。

 

いかがでしたでしょうか。
2回に渡って分岐(フォーク)が起こる理由について解説しましたが、分岐と言っても環境が良くなるためのものから、仮想通貨そのものが新たに誕生する分岐まで、異なる種類があったのです。[st_af name="



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