ブロックチェーン

富士通ブロックチェーンで脱炭素社会を目指しデマンドレスポンス向上

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仮想通貨の基軸であるブロックチェーン技術は、仮想通貨とは全く違う分野でも活用され、ブロックチェーン技術の特性である、非改ざん性によって今までできなかったシステムを構築しています。ブロックチェーン技術は、地球環境を救うためにも大きく注目を集めています。富士通株式会社と株式会社富士通研究所が、ブロックチェーン技術によって従来のデマンドレスポンスシステムを大きく向上できる技術を開発しました。

 

 

電力を使用する需要家にとってメリットとなるブロックチェーン技術

 

 

便利になった私たちの暮らしは、電気や化石エネルギーの使用によって支えられており、それらは地球環境に大きな影響を与えています。
国連でも環境問題が懸念され議題にも上がり、世界共通の重要案件と言えます。

 

地球環境を守るためのさまざまな取り組が各国で実施される中、スイスに本部がある世界経済フォーラム財団が環境白書を発表しました。

この報告書の中では、ブロックチェーン技術が環境問題を解決する65ものアイデアが書かれています。
仮想通貨を支える技術が、世界の共通案件である環境問題に貢献します。

 

 

エネルギー使用量を調節するデマンドレスポンス

 

 

電気力を生み出す仕組みは、いろいろあります。

 

石油や石油、天然ガスなどの化石エネルギーを活用する従来の方法から、太陽光や、水力、風力などの再生可能エネルギーを活用する自然にやさしいと言われる方法があります。
どんな方法でエネルギーを作り出しても、基本的にエネルギーは保存しておけません。

一番使用量の多い時間帯に合わせてエネルギーを作り出してしまうと、エネルギーの消費量が少ないときには大量の余剰分が生まれます。
また、最大使用量に合わせて、ハード面を建設することは環境に大きな負荷を与えます。

この問題を解決するために取り組まれている方法が、『デマンドレスポンス』です。
デマンドレスポンスは、電力使用量が増える時間帯に需要家である工場や企業と連携をして消費量を少なくするための調整方法です。

 

要請どおりに電力を抑えられた需要家には報酬が配当される仕組みですので、理想通りに機能すれば、エネルギー使用量を抑制できる環境に優しい仕組みです。
環境面に大きく貢献しそうなデマンドレスポンスですが、従来の方法では、電力会社との連携がうまく取れずに、発電力に無駄が生じていました。

 

 

デマンドレスポンスの成功率を上げるブロックチェーン技術

 

 

環境問題に大きく貢献する方法として、デマンドレスポンスに注目をしたのが富士通富士通研究所です。

両社はブロックチェーン技術を活用して、需要家同士での電力の不足や過剰を調節できるつながりを開発しました。
の需要家と電力会社が連携を取るのではなく、需要家間でエネルギーのやり取りが可能になりました。

 

需要家が行ったエネルギー使用量の抑制などの記録もブロックチェーンに保管されますので、改ざんされることはありません。
報酬の受け渡しにも、透明性が確保できます。

 

株式会社エナリスと協力して、消費電力システムのシミュレーションをすでに実施しています。
シミュレーションの段階ですが、デマンドレスポンスの成功率が約4割上がりました。

ブロックチェーンを活用したデマンドレスポンスシステムは特許の申請も終了し、東京ビッグサイトで行われた『ENEX2019 第43回地球環境とエネルギーの調和展』でも発表されています。

2019年度以降の実用化を目標にしています。
実際にデマンドレスポンスにブロックチェーン技術が活用され成功率が上がれば、需要家が受け取る報酬が増えます。
本来の目的が機能することで、デマンドレスポンスに参加する企業や工場が増え、富士通や富士通研究所が目指す『脱炭素社会』の実現に大きく近づきます。

本日の記事を含め、これまで4回にわたって富士通がブロックチェーン技術を活用して、進めている取り組みなどを紹介してきました。
富士通がブロックチェーン技術で台湾のコンビニエンスストアに革命?
ベルギーのスマートシティをサポートする富士通ブロックチェーン
予防を目指す第一生命の試みに富士通のブロックチェーン技術が協力!』の特集記事も併せてご覧ください。



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