ブロックチェーン

富士通とソニーがブロックチェーン技術を活用した成績証明の実装実験

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富士通とソニーが外国人留学生育成校のヒューマンアカデミーを舞台に、生徒の口座受講履歴や成績データなどをブロックチェーン技術を活用し、記録させることでどの程度有用性があるのかを調べる実証実験を先月27日より開始させました。

 

 

富士通とソニーが共同で実証実験を開始

 

 

先月27日、ソニー・グローバルエデュケーション富士通および富士通総研が、外国人留学生の育成を実施する専門校のヒューマンアカデミーの協力を得て、生徒らの受講履歴、成績データなどを管理するためにブロックチェーン技術を活用した実証実験を開始させました。

 

3社+1校の共同によって実施されている実証実験は、ヒューマンアカデミーで学ぶ外国人留学生らの学習証明書に記載されているデータや、受講履歴などの学習環境データをブロックチェーン上で照合させていく内容となっています。

 


※動画引用元:FujitsuEducation公式YouTube

留学生らは、あらかじめ富士通が提供するプラットホーム『Fisdon(フィズダム)』上にて日本語検定試験の支援を受けられるようになります。

支援を受けるためには、日本語検定対策講座の“にほんごdojo”の受講が必要です。
実証実験では、留学生らの試験結果(点数)、日本語の会話力、学習時間などのデータをブロックチェーン状にかきこまれていき、この実装実験は2019年2月27日~3月29日のおよそ1カ月間実施されます。

 

 

日本語dojoとは?

 


※画像引用元:Fisdom

 

にほんごdojoとは、海外からやってくる留学生や国内外の日本企業に従事している外国人のために設けられた日本語学習のためのe-ラーニングです。

 

日本語を母国語としない人々を対象に実施されるJLPT(Japanese Language Proficiency Test)日本語能力試験のことです。
日本語は世界の国々の言語と比較すると、ひらがな、カタカナ、漢字、英数字と使い分けられているため、聞き取りだけではなく読み書きもトップクラスで難しいと言われています。

そのため、50音をはじめとした基礎から上級クラスの計5コースに分かれた授業を、動画や学力テスト、聞き取り練習を中心に自分の空いた時間に自由に学べる環境を提供しています。

 

 

今回の実装実験は何を可能にさせるのか

 

 

今回の実験の舞台となったのは海外からの留学生の受け入れや支援を行っているヒューマンアカデミーで、希望する留学生らから提出された個人データをブロックチェーン上にかき込み、データと照合させていきます。

この作業は全てブロックチェーン上で実施されますが、生徒から得た情報を元に、留学生個人の学習能力を把握でき、留学生ひとりひとりに適した教育・学習支援が行われるようになります。

また、ソニー・グローバルエデュケーションでは、富士通が提供するブロックチェーン技術を活用して、学習に関連したさまざまな証明書の発行機能を提供します。
この機能は改ざんされない・できないブロックチェーン技術の特性を活かしたものであり、教育環境の多様化にあわせ、必要とされるニーズに合わせたビジネスモデルを今後提供する予定です。

今回の実証実験を元に、今後は生徒の学習への取り組み姿勢や学習プロセスなども評価できる環境を提供する予定があるとしています。

日本では介護士や看護師受け入れ態勢の例があるように、外国人が来日してさまざまな技術の取得や学習を行っています
しかし、これらに関しては“日本語ができている・できる”事が前提の制度であり、留学生たちは自国で日本語学習をおこなった上で来日しても使えない日本語しか身に付いていない事も多々あります。

今回の実証実験は日本語を習得する必要のある留学生たちにとっても学習意欲の向上につながるうえ、留学生を求める企業側にとっては受け入れ予定外国人の日本語レベルを正しく知ることができます。

誕生は仮想通貨が発端であったブロックチェーンですが、今ではあらゆる分野で私たちの日常をより豊かにしています。
今後も今回紹介した事例のように、ブロックチェーン技術が困難を劇的に変えてくれる大きなきっかけとなっていくのではないでしょうか。

※参考サイト:富士通 プレスリリース『外国人留学生の日本語講座の受講履歴や成績証明管理にブロックチェーンを活用する実証実験を開始



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